60歳起業で助成金を受けると、いくらもらえる?
60歳以上は200万円、40~59歳は150万円
60歳以上の起業家が受けられる助成金は、厚生労働省が実施する「中途採用等支援助成金(生涯現役起業支援コース)」です。この助成金は、60歳以上の起業家が、事業運営のために必要な従業員を雇う際に必要な費用の一部を助成するものです。
助成額は、200万円を上限に3分の2を助成します。つまり、最大で133.3万円の助成金を受けることができます。
40~59歳の起業家も、同じ助成金を受けることができますが、助成額は150万円を上限に2分の1を助成します。つまり、最大で75万円の助成金を受けることができます。
助成を受けるには、次の要件を満たす必要がある
助成を受けるには、次の要件を満たす必要があります。
- 起業基準日から起算して11か月以内に「生涯現役起業支援助成金 雇用創出措置に係る計画書」を提出し、都道府県労働局長の認定を受けていること。
- 事業継続性の確認ができる。
- 12か月以内に60歳以上の従業員を1名以上、40歳以上60歳未満の者を2名以上または40歳未満の者を3名以上雇い入れる。
- 支給申請書提出日に雇い入れた従業員の過半数が離職していない。
- 起業日から起算して支給申請日までの間に離職者の数が計画期間内に雇い入れた対象労働者の数を超えていない。
助成金の申請方法
助成金の申請方法は、次のとおりです。
- 厚生労働省のウェブサイトから「生涯現役起業支援助成金 雇用創出措置に係る申請書」をダウンロードする。
- 申請書に必要事項を記入し、必要書類を添付する。
- 申請書を都道府県労働局に提出する。
まとめ
60歳以上の起業家は、厚生労働省の「中途採用等支援助成金(生涯現役起業支援コース)」を利用することで、最大で200万円の助成金を受けることができます。この助成金は、事業運営に必要な費用の一部を賄うために活用できます。
なお、助成金の申請には、一定の要件を満たす必要があるため、申請する前に必ず確認しておきましょう。