60歳起業で助成金を受けるには?受給要件と申請方法を解説
概要
定年退職後に起業する「60歳起業」が増えています。厚生労働省では、60歳以上の起業家を支援する助成金「中途採用等支援助成金(生涯現役起業支援コース)」を実施しています。この助成金は、起業後の雇用創出を支援するもので、60歳以上の起業家は最大200万円の助成金を受けることができます。
受給要件
60歳起業で助成金を受けるには、以下の要件を満たす必要があります。
- 起業基準日から起算して11カ月以内に「生涯現役起業支援助成金 雇用創出措置に係る計画書」を提出し、都道府県労働局長の認定を受けている
- 事業継続性の確認ができる
- 12カ月以内に60歳以上の従業員を1名以上、40歳以上60歳未満の者を2名以上または40歳未満の者を3名以上雇い入れる
- 支給申請書提出日に雇い入れた従業員の過半数が離職していない
- 起業日から起算して支給申請日までの間に離職者の数が計画期間内に雇い入れた対象労働者の数を超えていない
申請方法
助成金の申請は、厚生労働省のホームページからダウンロードできる申請書を提出します。申請書には、以下の書類を添付する必要があります。
- 生涯現役起業支援助成金 雇用創出措置に係る計画書
- 法人登記簿謄本または登記事項証明書(個人事業主の場合は免許証の写し)
- 事業計画書
- 雇用契約書または雇用通知書
まとめ
60歳起業で助成金を受けるには、以下の4つのステップを踏む必要があります。
- 起業
- 計画書の作成
- 申請書の提出
- 審査
助成金の申請は、起業後11カ月以内に行う必要があります。また、申請書は、厚生労働省のホームページからダウンロードできます。